日本商業教育学会の紹介

―　あなたも学会員になって先端の商業教育に触れてみませんか　―

　　　　　日本商業教育学会会長　 中 澤　興 起

　　　　　　　　東北部会長 　富 岡　武 志

日本商業教育学会は，「商業教育に関する理論的及び実証的研究を促進し，かつ関係諸機関との連携を図って，商業教育の発展に寄与することを目的」として，1989年（平成元年）９月に発足し，今年で21年目を迎えております。

　現在，学会は北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州の９部会で構成され，更に部会とは別に，関東部会には埼玉支部，東京支部，千葉支部，群馬支部が，北信越部会には新潟支部，石川支部が，東海部会には静岡支部・三重支部・岐阜支部・愛知支部が，関西部会には大阪支部，兵庫支部，中国部会には広島支部，四国部会には愛媛支部が置かれ，活発な研究活動が行われております。

学会の主要事業としては全国大会の開催，学会誌「商業教育論集」と会報「日本商業教育学会会報」の刊行，他に定例研究会，国への提言，研究助成による国内外にわたる研究調査・発表などを行っております。また，韓国経営教育学会との研究交流など国交流際を行っております。

全国大会は各部会が持ち回りで担当し，年１回開催しております。記念すべき第１回大会が仙台市の齋藤報恩記念館において開催されましたが，今年は創立20周年記念第20回全国大会が愛知学院大学日進キャンパスを会場にして平成21年8月22日・23日に開催されました。全国大会では，統一論題：「新しい商業（ビジネス）教育の推進を目指して」を設定し，商業高校の先生方（学会員）を中心に，新学習指導要領の実施に関わる教科指導等の研究報告があり，充実した議論が展開されました。

　また，自由論題では大学における商業教育の内容や課題等に関する研究報告があり，教科調査官西村修一先生の講演：「商業教育が目指す方向について」が行われました。全国大会については研究発表要旨や当日資料等が収録され，大会報告書が参加者に発行配布されております。また，全国大会における研究発表は論文となって学会誌「商業教育論集」に掲載され，学会員に年１回配布されますので，都合悪く全国大会に参加できなくても，商業教育に関する広い視野に立った理論的実践的研究についての貴重な情報を入手でき，先生方にとっては大いに参考になることと思います。

学会誌「商業教育論集」は年１回発行で，現在19集（平成21年3月31日）が発行され，会報「日本商業教育学会会報」はNo．20（平成21年3月31日）が発行されております。（学会事務局の住所・電話・メールアドレス等は日本商業教育学会のホームページに掲載されておりますのでご参照下さい）。

会員は大学・専門学校・高等学校等の商業教育関係者で，現在の会員数は736名となっておりますが，その多数は商業高校の先生方であり，全国大会における研究報告や論文投稿等を行うなど大いに活躍しております。東北部会は，現在会員数が23名です。

　学会の目的にご賛同戴き，多数の先生方にご入会戴いて，東北部会の研究活動の推進力となって研究活動を盛り上げて戴ければ幸いでございます。多くの先生方のご入会を期待しております。ご入会ご希望の先生は下記までご連絡戴ければ，事務局が入会手続き等の事務処理をお手伝い致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　住所 　　 　〒989-3203　

仙台市青葉区中山吉成３−３−３　富岡　武志方

日本商業教育学会東北部会事務局